音程について、ピッチとインターバルの話

オーボエ

今日の先生、音程のこと大分言ってたなー。

「ピッコロとフルートさん、音程を合わせて」とか「そのインターバルよく歌って!」とか。

音程とかインターバルってどゆこと?!

今回は、音程に関してピッチとインターバルをご紹介します。

目次

音程は2つの意味で使われていることがある

一般的に言う音程とは、次の様に定義されています。

音程(おんてい、英語: Interval〈インターバル〉)とは、二つの音の高さの隔たりのことである。

音程 – Wikipedia

つまり「音」の「程(ある広がりをもった時間やあいだ)」と言うことですね。

しかし練習の現場では、固有の音の高さのことも音程と呼んだりしていることがあります。

ピッチはその音の住所

この固有単音の高さのことピッチ(pitch)と言います。
Hz(ヘルツ)と言う単位で表され、1秒間に空気が何回振動したかを示しています。

ピッチってある一つの音の高さのことなんだね。

そう。その音がどのくらいの高さにいるかという住所みたいなものね。

インターバルはお隣さんとの距離

本来の意味の音程であるインターバルは、ある音と次の音、あるいは複数の音との間の高さの距離のことです。

ドとレは2度、ドとソは5度離れている。
インターバルは音の距離だから、長2度と完全5度だね。

そうそう。お隣さんの家に行くにどのくらい距離があるかということと同じね。レさんよりソさんの方が距離が離れてて、いっぱい歩かなきゃならないわね。

イントネーションについて

日本には青森弁、名古屋弁、大阪弁、鹿児島弁などのたくさんの方言があります。

それぞれに独特の味わいや親しみ易さがあってとても良いものです。

しかし一方で、その地方独自の固有名詞や動詞、形容詞などが多用される会話は他の地方の人には分かりずらかったり、話すときの抑揚やアクセントが違うので聞き取りずらかったりもします。

この話すときの抑揚のことをイントネーションと呼んでいます。

自然な演奏のイントネーションは、良いピッチと適正なインターバルで出来ている


ここで方言の例えを思い出して頂くと、もし地方地方の抑揚で音楽を演奏したとすると、ほかの人々に伝わりづらくなってしまいます。

さらに音楽を演奏して行く上でのイントネーションでは、音の高さを表すピッチと音の距離間隔であるインターバルが抑揚に大きく影響するのです。

この2つのことから、ピッチはなるべく標準的なピッチで、インターバルも自然で適正な距離間隔を保つことが重要です。

自分独自のピッチやイントネーションじゃなくて、まずは標準的なイントネーションになるようにすることだね。

どの人が聞いても気持ちよく、自然なピッチとインターバルを作りましょう!その上で自分なりの調整をしてみてね。

まとめ

今回は、音程に関してピッチとインターバルをご紹介しました。

  • 音程は、2つの意味で使われることがある。
  • 一つ目は、固有音の高さを示すピッチ
  • 二つ目が、次や複数の音との距離間隔を表すインターバル
  • イントネーションは話し方の抑揚のこと
  • 自然な演奏のイントネーションは、良いピッチと適正なインターバルで出来ている
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