fp(フォルテピアノ)の演奏法や練習方法について

クラリネット

この強弱記号、フォルテ f とピアノp が一緒に書いてあるけど・・
一体どっちで吹けばいいんだ!?

今回は、fp の演奏法と練習方法についてご紹介します。

目次

fpって何だっけ?

fp (イタリア語)は強弱記号の一つで f で演奏した後、直ちにp の音量に落とすという指示です。
曲中、急激に場面転換したい時や、ドラマティックな表現に使われることが多い記号です。

吹奏楽が出せるサウンド・キャラクターの中でも、一番カッコイイと言って良いくらいの効果があります。
特に金管楽器と打楽器のフォルテピアノは、他の楽器の追随を許さない金メダルクラスのカッコ良さを誇っています。

fpの演奏法

フォルテピアノは強いから弱いへの落差が聞かせどころのポイントとなるため、ピアノの部分は数拍間持続され、緊張感が持続されます。
また、ピアノがそのまま持続されるAタイプと、次第にクレッシェンドしていくBタイプの2種類があります。

Aタイプ:持続形

Aタイプ:持続形

Bタイプ:クレッシェンド形

Bタイプ:クレッションド形

fpの練習方法

Aタイプ:持続形

フォルテピアノの掛かった音価 (譜例では8分音符)の前半をフォルテ、後半をピアノで演奏しそのまま持続させます。ポイントは、フォルテピアノの掛かった音だけで処理せず、音価分、フォルテを鳴らした後ピアノにすることです。
この方法を使えば、音量感、音色感、和声感などをしっかり聞かせた後ピアノにできます。
このポイントはBタイプでも同様です。

持続形の練習方法

Bタイプ:クレッシェンド形

フォルテピアノ直後の処理はAタイプと同じです。
クレッションドする7拍を四分音符に分割してカウントし、各拍の強さを事前に決めてパートで共有しておきます。
各奏者が、拍を一緒に感じながら強弱変化して行くのでスムースにフォルテピアノが出来上がります。

クレッシェンド形の練習方法

この練習方法なら、ほかの強弱変化にも応用できそう!
早速やってみよう!

管楽器と打楽器が同じところにフォルテピアノを持っている場合、上記の様にする方法とは別に、打楽器のタイミングだけを速くする方法も効果的よ。

まとめ

今回は、fp の演奏法と練習方法についてご紹介してきました。
前述の通り、管打楽器のフォルテピアノはチョー素敵です!吹奏楽をやっている醍醐味の一つといっても良いでしょう。
しっかりマスターして、自分のスキルにしていってください。

ポイント1 フォルテピアノの掛かった音だけで処理せず、音価分、フォルテを鳴らした後ピアノにする

ポイント2 クレッションドする拍を基準音値に分割してカウントし、各拍の強さを事前に決めてパートで共有する

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