管楽器は息で音を作っていくんだ

管楽器は息で音を作っていく
管楽器を演奏する人にとっては、至極当たり前でまさに空気みたいなことです。
でも演奏がうまくいかない時って、その息がうまく使われていないことが原因なのです。

今回は、管楽器と息の切っても切れない関係についてご紹介していきます。

目次

発音方式による楽器の分類

楽器には様々な発音方法があり細かい分類もありますが、日常目にしたり聞いたりする楽器は以下の通りです。
それぞれの楽器に魅力がありますね、

  1. 鍵盤楽器
    指で鍵盤を弾いて音を出します。 ピアノやオルガン など
  2. 弦楽器
    擦弦楽器(弦を弓で擦って音を出します。) ヴァイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバス
    撥弦楽器(弦を指ではじいて音を出します。) ギター、ハープ など
  3. 打楽器
    マレットやスティックなどで楽器を叩いて音を出します。ドラム、ティンパニ、グロッケンシュピール など
  4. 管楽器
    息で音を作ります。 材質と振動体の違いにより、木管楽器と金管楽器があります。
吹奏楽器
管楽器と打楽器

息で音を作る

管楽器は、息で何を作るのでしょう?
吸気から排気までをみてみます。

  1. 発音
  2. 音の高さ
  3. 音の強さ
  4. 音の高さの変化
  5. 音の強さの変化
  6. 音の持続
  7. 消音

さらに

  • 音色
  • アーティキュレーション (スタッカートやアクセントは、息と舌を使って作ります。)
  • 音楽表現 etc.

つまり演奏に必要な全てが、息で作られています。

ちなみに管楽器は息を入れている間しか音は鳴らず、消音してもピアノや弦楽器のように共鳴体がないため、消音(リリース)も息でコントロールする意識が必要です。

演奏がうまくいかない時って、これらのことについての息のコントロールが上手くいっていないということなの。

できる限りスムースにストレスなく息が入って、自分の息の通り道や通っていった時間経過が自覚できるような状態だとうまくコントロールできてるって証拠ね。

あ!分かる! 調子いい時って楽器と自分が一つになってるって感じるもん。

管楽器って息で振動体を震わせて音にする、当たり前だけど大事なこと!

息で音を作るっていっても振動するものがなければ音にはなりませんね。
管楽器の振動体には3つの種類があります。

3つの振動体

  1. リード
    オーボエ(2枚)バスーン(2枚)クラリネット(1枚)サクソフォーン(1枚)
  2. エアリード
    ピッコロ、フルート

  3. 金管楽器

木管楽器はリードの振動を楽器に伝えて音を出すけど、金管楽器は自分の身体の一部である唇を振動させます。
金管楽器は、当日の体調や唇のコンディションに大きく左右されることが多いようです。

たっぷりとしたブレスを等価交換で音にしよう!

息を使って音にするプロセスと大切なポイントをご紹介しておきます。

  1. 楽に演奏できる良い姿勢
  2. リラックスし脱力した状態を作り
  3. 反応が早い発音ができる様に事前に準備しておき
  4. 程よい抵抗感と持続感を感じながら
  5. 吸気した息が100パーセント楽器に入る等価交換ブレスを心がけましょう。

まとめ

この記事では、息が管楽器の音を作っていくために、また演奏をコントロールしていくためにとても重要であることをご紹介しました。

  • 発音方式による楽器の分類について 鍵盤楽器、弦楽器、打楽器、管楽器
  • 管楽器の演奏で必要なものは全て息で作られる
  • 振動体の種類(リード、エアーリード、唇)
  • 等価交換ブレスの勧め
スポンサーリンク

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次