この楽譜、なーんかタイが多くてリズムが取りにくいなぁ。
いつもみんなのリズムが合わない。
タイ(Tie)とは
タイ ( 英: tie )は、楽譜に用いられる 演奏記号 のひとつで、継時的に連続する2つの 同じ高さ の 音符 を弧線によって結ぶことによって、ひとつの音符のようにつなげて演奏することを表す。 スラー と形状が同じであるが、次のような違いがある。 スラーは異なる高さの音を結ぶことがあるが、タイは同音のみを結ぶ。 スラーは3つ以上の連続する音符を結ぶことがあるが、タイは連続する2つである。 3つ以上の音にタイを付けるには、音符の合間ごとにタイを付ける。
タイ (音楽記号) – Wikipedia
同じ音同士をスラー線でつないで長さを伸ばすのがタイ。
でも合奏では
長さがまちまちだったり
次の音のアインザッツのタイミングが合わなかったり
リズムがスッキリしなくなる原因の一つなのよね。
タイがうまく処理できないのは風景として見ているから
この楽譜のリズムを歌ってみて。
タン ターアン ターアン ターアン タア タアー タン ター ・・・
んーん、なんか大体こんな感じ。
拍子がだんだん分かんなくなっちゃう!
やっぱ、ムズイー!
よくあるリズムの歌い方・数え方で悪くはないんだけど
どちらかというと楽譜の「風景」を読んでるのね。
正確に十分に楽譜の「情報」を読んでるとはちょっと言えないのね。
タイのリズムは「拍数読み」しよう!
この楽譜のようにリズムを拍数読みすることで
・タイ全体の音符の長さは何拍か
・拍子の中で、タイのリズムがどの位置に配置されているか
この2つが正確に分かります。
つまり、情報として楽譜を読むことによって、正確にタイのリズムを刻むことができるのです。
- タイのリズムは拍数読みする
- タイ全体の拍数が何拍なのかを把握する
- タイの掛かった後ろの音符が、拍子の何拍目かを認識する
まとめ
1 拍数読みする
2 タイが何拍あるのか調べて覚える
3 タイの掛かった音が、拍子の中でどこにあるのかを調べて覚える
なんかスッキリ演奏できたよ!
そうそう!
タイを楽譜の風景としてじゃなくて、
数量として、時間的な位置として把握しちゃえば
楽チンなのよ!
またタイなどのリズムの練習には
ソルフェージュという訓練が効果的です。
こちらはまた、別なブログで紹介したいと思います。