4月に一緒に入部した女の子、パーカッションなんだけどいろんな楽器を担当しててチョー忙しそうだなぁ。打楽器ってどんな楽器があるのかな?
打楽器の分類
世界中に数ある楽器の中で、打楽器ほど種類の多い楽器はないでしょう。
吹奏楽でもたくさんの打楽器を使いますが、発音方式などで大きく3つに分けることができます。
- ティンパニ
- ベル
- チャイム
- クロテイル
- グロッケンシュピール
- シロフォン
- ビブラフォン
- マリンバ
- スチールドラム など
- スネア・ドラム
- バス・ドラム
- ドラム・セット
- テナー・ドラム
- クォード・トム
- クイント・トム
- ロート・トム
- ボンゴ
- コンガ
- 和太鼓 など
- ウィンドチャイム
- ベル・ツリー
- タンバリン
- トライアングル
- シンバル各種
- タムタム
- 銅鑼
- アゴゴ・ベル
- ブレーキ・ドラム
- カバサ
- カホン
- カスタネット
- クラベス
- クイーカ
- ギロ
- マラカス
- ラチェット
- シェイカー
- 木魚
- ビブラスラップ
- むち など
打楽器セクションの役割
打楽器セクションは吹奏楽の中でどの様な役割を持ち、どの様な仕事をするのでしょうか?
ここでは6つの項目をあげましたが、読んでいただくと、吹奏楽にとって打楽器はなくてはならない楽器だということが良く分かると思います。
バンド全体のテンポを決定する
指揮者が出したテンポの指示を、バンドの中で確定させる重要な役目を持っています。
『打楽器は第2の指揮者である。』と言われる所以(ゆえん)ですね。
バンド全体のリズムを活性化させる
管楽器が演奏するリズムを補強したり、強調したり、装飾したりすることで、バンドのリズムを生き生きとしたものにすることができます。
バンドの音色パレットを増やして色彩感を付加する
打楽器セクションは、管楽器には出せない多彩な音色を持っています。バンドの音色に多くの色彩感を加えます。
管楽器の音色に深みや輪郭を与える
バスドラやティンパニは、木管・金管の低音楽器の音色に豊かな深みを与えることができます。鍵盤打楽器の立ち上がりの速い明るい音色は、高音木管楽器に明確な輪郭と音色感を付与、補強することができます。
テンポやダイナミクスの変化を効果的に処理できる
曲中のアッチェレランドやリタルダンドで、打楽器群がバンドを引っ張って行ってくれると管楽器は楽にテンポ変化できます。また音量的に限界のある管楽器のクレッションドを、増幅し拡大してあげることができます。
サウンドエフェクト(効果音)が出せる
サウンドエフェクト(効果音)も打楽器セクションの得意技の一つです。波や風などの自然音も模倣再現できます。
まとめ
今回は打楽器セクションの種類や役割について紹介しました。たくさんの種類がありとても大切な役割を果てしていること、分かってもらえたかな?
はい!もしバンドに打楽器がなかったら、面白さや魅力がすごーく減るんだろうなと思いました。
打楽器セクションの分類
- 1:音板打楽器 ー 調律された鼓面または板を叩いて音を出す
- 2: ドラム ー 鼓面を叩いて音を出す
- 3:パーカッション ー 最も種類が多くて発音方式が多彩
打楽器セクションの役割
- テンポを決定する
- リズムを活性化させる
- 音色パレットを増やして色彩感を付加する
- 管楽器の音色に深みや輪郭を与える
- テンポやダイナミクスの変化を効果的に処理する
- サウンドエフェクト(効果音)が出せる