ジャズ・トランペット奏者のなかで、誰が好きかと言われると本当に困ってしまいます。
あえて最初に挙げるとすればクリフォード・ブラウン(Clifford Brown)です。
そして、彼にトリビュートして書かれた作品が素晴らしい!
不出の天才と言われる「クリフォード・ブラウン」の死後
(交通事故により亡くなりわずか25年の生涯でした。)
そのオマージュとして書かれた曲です。
ベニー・ゴルソン作曲「アイ・リメンバー・クリフォード」です。
まずは、生前のブラウニー(クリフォード・ブラウンのニックネーム)の演奏から。
この独特のしゃべり方。歌いまわし。
まるで語りかけるように、自然に、人の心に歌いかけてくる奏法
彼ならではのソノリテとニュアンスは、他に求められない唯一無二のものです。
Art Blakey & The Jazz Messengers – I Remember Clifford – 1958
この人も大好きなトラッペッターですが、リー・モーガン(Lee Morgan)の演奏です。
なお、テナーサックを吹いているのが、作曲者のベニー・ゴルソン(Benny Golson)です。
キューバ出身でアメリカに帰化したトランペット奏者アルトゥーロ・サンドヴァルの演奏です。
Arturo Sandoval – I Remember Clifford
超絶技巧の持ち主ですが、優れた演奏者は技術と共に歌う力も併せ持つという好例です。
泣かせる演奏です。
歴史に「もし」があるなら・・・
クリフォード・ブラウンの「アイ・リメンバー・クリフォード」
聴きたかったなー!!